充実した生活 その2
小島氏のように専門知識をお持ちで、個人事務所を持ち、自営業として働くスタイルにはとても憧れがある。お声がかかれば現場へ赴き、それ以外は事務所もしくは自宅で依頼を受けているホームページの作成やその他諸々の作業をこなしていく・・ それなりに苦労をする面もあるかとは思うが、自由度が高く、雇用された職場に拘束されていない点が羨ましく感じる。
小島氏もメッセージを交わす内、この仕事を始めて5年目となるようだが、この働き方はとても気に入っており、結婚をしても家のことも両立してできるし、以前会社に勤めていたときは会社に缶詰状態で寝泊りすることもあったとか。不健康な時代と比べてもはるかに今の働き方の方が快適で、日々の生活の満足度は高いようだ。また、そのような言葉からは充実した生活を送っておられる感じがとても伝わってきた。毎日ヘトヘトで疲労感いっぱい、余裕のなさからくるイライラを感じながら日々を過ごしている人も多い中、会社を辞め、ご自身の思うような理想の生活を確立されている小島氏と一度お会いしてみたいと思い始め、何度かメッセージを交換する日々が続いた後、田中からお誘いのメッセージを送ってみた。
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個人事務所を設立して働く小島氏(38歳)その1
先日、田中は仕事の関係で外部の方と何度かやり取りをすることがあり、見た目から同年代だろうと思える方がいた。お互い名刺を交換し合ったが、仕事以外でその方に連絡をすることは到底できない。「勘違い」していると思われたくもないし、変なうわさがたっても困る。そんなことを考えていると、よっぽど密に連絡を取り合い、何かを一緒に成し遂げるくらいの仕事上での関わりがなければ、仕事を通して出会った方とその後を期待するのは難しいだろう。一部のモテる方々を除いては・・
社会人になってからの恋愛は田中にとって難しいと感じている。彼女がいるかもしれないし、既婚者かもしれない。外見に、独身者か既婚者か分かるような印があればいいのにとすら思う。
今回、オーネットの掲示板を通してやり取りが始まったのは、IT関連の個人事務所を設立し、どうやらご友人と二人で運営をされている小島氏。企業のホームページを作成したり、プログラムを作ったり、パソコン関連の故障の対応等、依頼されるものは何でも対応をされているようである。このようにして働き始めて5年目のようだ。以前は誰もが知る印刷機の会社で仕事をされていたようで、パソコン関係は得意中の得意のようである。田中の会社もこの分野は一部外部へ委託しており、故障の際に来てくれる方々と小島氏の仕事を重ねて考え、なんとなくどのようなことをされているか想像をしてみたりしている。
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正直ではあるが、失礼でもあるような その3
「ご無沙汰しております。○○さんのこと、覚えています。その節はありがとうございました。○○さんの婚活状況はいかがですか。正直、時間が経ってからメールをいただき、どのように返信をするべきか悩みました。」とだけ返すと、すぐに返信があった。
「田中さんとのことにお断りをしたのは紛れもなく自分自身なのですが、その後、婚活を続けていく中で、なかなか思うような方に出会うことができませんでした。実は田中さんとお会いしていた頃は、他にも気になる方がいましたし、割と忙しくいろんな方々と約束いただいていたのですが・・ 今になって思い返してみると田中さんのこと、悪くなかったな、と思い始めたのです。もし田中さんが今、彼氏などいなければまた会いませんか」
・・・なんというか、とても正直ではあるが同時にとても失礼なような気もしてきた。田中なら、断った方に再度連絡をすることになれば、かなり神経を使うだろう。
そんな思いもあり、また、田中の中では既に断られて終了しているという事実の方がやはり大きく、丁重にお断りをさせていただき、再度お会いする約束はせずに終わった。
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