朝早く少し小説を読んだだけなのに「意識高い系」と言われ その5
そんな、すごいとか思われるために話したわけでもなく・・ しかも意識高い系って、最近はいい意味で使われていない。会話をたくさん重ねた上での○○系ですね、ならまだしも、一つの部分だけを知って「意識高い系」なんて言われたくない。なぜか、沢田氏と話していると無性にイライラしてくる。しまいには、「田中さんって・・なんか真面目って感じですもんねーーー」ときた。一体何を持って「真面目」なのだろうか。まだ田中のことをよく知らないのに、いちいち決めつけてこられると何故か腹立たしい思いがする。
沢田氏は、元気があっていいのだが、普通の人より声が大きい。話していることが、きっと隣の隣の席まで聞こえていそうだ。きっと一緒に電車にでも乗ろうものなら、声が大きすぎて気まずい思いをしそうである。もう少しその場に合わせた音量で話してくれたらいいのに・・と沢田氏に対して思ってしまっていた。
ああ・・早く帰りたい・・
初対面でそんな思いになるのも久しぶりだ。沢田氏とは調子が合わないし、あまり好感が持てない。
食べ物を注文することも少なめにし、苦笑いを浮かべながらなんとかその場はそれなりにやり過ごし、別れた。そして、今回で沢田氏とは終わった。
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