婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

建築会社勤務の営業職、白井氏(39歳)その2

 

 白井氏に会ってきた。

16時45分と細かい時間指定をいただいていたのはきっと、その日、まとめて複数の女性たちと会う予定を立てていたに違いないと推測はしていた。

自分は移動無しでイオンモールにいて、時間ごとに異なる女性とお見合いをしているのだと思う。

それは効率的だとは思うが、田中自身はそれをしようとは思わない。中途半端な時間を指定するのもお相手に悪いと思うし、いかにも「今日あなたは○人目です」、と相手に思わせてしまうのでは、と思う。

 

 時間が近づき、お店の近くで白井氏を待つ田中。

待ち合わせの時間が5分、10分と経っていく。15分を過ぎたあたりで、伺っていた携帯へ電話してみた。

 すると、お店の中からスマホ片手に出てきて田中を探す人が白井氏だった。

ああ、先にお店の中で待ってくれていたのだな、と察知した田中。

すると初対面の挨拶もよそに、開口一番、「すみません、まだ前の方とお話が長引いてしまって」とあたふたとしながら田中に告げて、再度お店の中へ戻ろうとする白井氏。

唖然として返す言葉もない田中。

その長引いたのは理解できるけれど、店内にお相手を残してきているとは。そして、田中の扱いはよそにお店に戻りかけた白井氏を見て、すーっと気持ちが引いてしまい、これから白井氏と会話をする気力も失せた。

 慌てて店内へ戻った白井氏。その相手の女性と出てくるところを見るのも待つのも嫌で、白井氏に「帰ります」のメッセージを送り帰宅することにした。

 

 待ち合わせの仕方もどうかと思ったが、お店くらい次々と変えればいいのに。こうして長引いたり鉢合わせしてしまう可能性を考えない無神経さに田中はあきれて、今回はこれでおしまいとした。

 

 

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