ペットの話題で盛り上がった初対面 その2
小椋氏と会う約束を果たしたが、21時にはお店を出ないといけないと言われ、19時に会うので2時間もあるし、特に問題はないと思った。その日は疑問に思わず、待ち合わせ場所へ向かった。
田中より9歳年上の小椋氏は、落ち着いていて大人の雰囲気を感じた。営業をされているということもあり、人当たりも良さそうだ。背が180センチと高く、パリッとアイロンのかかったワイシャツを見て、身なりもきちんとされている印象を受けた。
近くのお店に入ってパスタセットをいただきながら、お互いのペットの話で大いに盛り上がった。小椋氏は、小さい頃からご家族で柴犬を飼っていたそうだが、数年前からは小椋氏が自分自身のペットとして現在のポメラニアンを飼っていると話してくれた。とはいえ、実家暮らしということもあり、日中の世話や夕方の散歩はお母様に頼んでいて、結局、自分だけのペットではないと苦笑していた。小さい頃から犬と過ごしてきたため、犬がいない生活は考えられないそうで、ペットの話をするときの小椋氏の優しい表情がいいなと思った。
動物が好きな人に悪い人はいないとすら思っている田中は、動物のかわいさを共有できることを嬉しく思った。田中の飼っているうさぎのことについても熱心に聞いてくれたり、うさぎの写メを見せて、といった気遣いまでしてくださり、お互い初対面とは思えないくらい、自然体で話すことができた。
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