婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

中野氏は、まさかの○○○系だった その2

  田中が一緒に大学で勉強をしていた友人が、行きつけの美容室で、美容師の男性とお付き合いをしている。

 普段、日常生活の中で接する機会がない美容師の方は、田中から見るととても華やかで流行の先端を行き、おしゃれな方が多いとイメージしてしまう。田中はオシャレは好きだが、流行は全面的には追わない方で、どちらかというと保守的だ。

 その友人いわく、お互い接点のない生活をしてきたから、逆に新鮮で、髪はその彼が切ってくれていると嬉しそうに話していたのを思い出した。

 田中も婚活のマンネリから普段会えないような方と会うことで、刺激を得たいとも思っていた。

 待ち合わせ場所でお会いした瞬間、なんとなく感じたことは、手つきや仕草から、オネエ系なのではないか・・・ ということだった。勝手に決めつけてはいけないのだが、きっとそうだろうと思える節がいくつもあった。

 また、いわゆる「女子力」が半端なく高く、田中は気後れしたくらいだ。うっすらと透明のネイルもされている。手術をして、「女の子」となった某タレントさんが、「女の子なんだもん、いつもかわいくしていたい!」と言っていたのを思い出し、中野氏からも同じようなものを感じ取ってしまった。

 軽く夕食をご一緒したのだが、小鳥のように食べるその姿がかわいすぎた。スイーツが運ばれてきたときには、両手を動かして喜んでいた。

「彼女が嬉しそうにしているのを見るのが俺の幸せ」というセリフがよくわかるくらい、中野氏を目の前にして田中は男性の心境となっていた。残念ながら、中野氏が持つ雰囲気や、向いている方向が少し違うような気がして、今回お会いするのが最初で最後となってしまった。

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