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婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

食券機の前で、とっさに別のメニューに変えることに その3

某大学の助教、金田氏(38歳)

 

 金田氏おすすめのお店に着くと、そこは食券を先に買って入るお店だった。金田氏は先に食券を購入され、田中はどの天丼もボリュームがすごかったため、レディースセットなら小さめの天丼となる代わりにデザートがついてくる。これにしようと思ったとき、「田中さんの、入れておきますね」と言って金田氏が食券機に1000円札を入れてくださった。あと200円を金田氏に気づかれないようにさっと足したかったのだが、あいにく金田氏は田中の横にいて、200円を足すのも嫌らしいかと思い、1000円の天丼セットを注文することにした。金田氏と同じものだ。200円を自分で足してしまうと、お金を食券機に入れてくださった金田氏の気を悪くさせてしまうかもしれないと思った。

 トレーにのった天丼セットを席まで運び、金田氏と話すこととなった。金田氏は、日本の民謡を研究されているようで、特にこの夏は、国内でも昔ながらの伝統が根付いている地域へ赴き、現地の方々との交流や過去の音声を頼りにご自身の研究を深めていらっしゃるようである。普段は、研究以外に大学で担当となっている事務作業や講義、学生さんたちの一部指導、とするべきことが盛りだくさんとのこと。事前準備も大変だろう。だが、金田氏のように興味のあることや好きなことに専念することができて、会社員の田中からしてみると非常にうらやましく思える。もちろん、その役職を得るまでの努力や忍耐は想像を絶するものがあり、純粋にすごいと思う。金田氏がまだ役職もなく、ある教授の元で研究生として雇用されていたときは、金銭的な不安もあり、極貧生活を送っていたようだ。お昼はいつもカップラーメンかカップやきそばで済ませ、洋服や靴を買うこともなかったし、専門書の購入の必要菁などがあり、切り詰めた生活をしていた習慣が今も抜けないと苦笑いをしながらそんな話をしてくれた。そういうこともあり、結婚相談所に登録したのは清水の舞台から飛び降りる思いであり、かなり真剣です、と話してくれた。学会やセミナーなどに参加されてもいつも同じ顔ぶれで、結婚相手の対象となる方がほとんどいないようである。

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