婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

見込みがないと判断すると、途端に身を引いてしまう自分が嫌になる その6

 

「なんだか自分の過去の恋愛話を延々としてしまってすみません・・」と山浦氏はおっしゃった。「いえ・・」と言うしかなかった田中は、その後どのような話に持って行くべきか、しばし考え込んでしまいそうだったのだが、朗らかな山浦氏はさらりと話題を変えて今の職場の話を始めてくれた。その商社では、来年か再来年からは海外出張も担当することになるようで、山浦氏は少し楽しみにしているように見えた。そして婚活はこの1~2年が勝負でその間に決めたいと思っていることを話してくれた。山浦氏ならきっとすぐに良い女性が見つかりそうだ。そう思えるほど、山浦氏は田中にとって魅力的だったのだが、先程の元彼女さんとの長く親密なお付き合いの思い出話を聞いて、激しく嫉妬をしてしまったが、少し落ち着いた今はすでに及び腰になってしまっている自分がいた。山浦氏ならきっとすぐに良い女性が現れる・・と。これは田中の悪いクセだ。真っ向勝負に出ればいいのに、少し気弱になってしまったり、勝ち目がないと判断すると途端に身を引いてしまうところがある。もっと自分の気持ちに正直に、ぶつかっていくべきではないか。傷ついたって死ぬわけでもあるまいし、もっと積極的になるべきではないか。もういい加減、同じことを繰り返す自分にうんざりしているのではないか。

 そんな葛藤を抱えながら、今回は自分の気持ちに正直に、ぶつかってみたいと決心した。

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