婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

「いつまでも小綺麗にさえしてくれていたらいい」 気になったオーネット登録者の挨拶文シリーズその1

 

 本当だろうか。本当に小綺麗にさえしていれば、それだけでいいのだろうか。まあ、そんなはずはないだろうと思いながら、このフレーズが気になったので、その方の登録されている挨拶文をじっくりと拝見することとなった。

 この段階ではまだ名字もわからないため、仮にA氏とするが、A氏は自営業をされており、年収は2000万円とある。年齢は47歳。文面からバツイチのようで、元奥様がお子さん二人を育てていらっしゃるようだ。何関係のお仕事かわからないが、「結婚相手の方はいつも小綺麗にさえしていてくれればいいです。そのためにも頑張って私が稼ぎますので安心してください。いつも側にいて、支えになってもらえたらと思います。」とあった。   

 

 既にお子さんもいらっしゃるし、小綺麗にしておけばいいのであれば、早い段階でお相手が見つかりそうな気がする。最近は高学歴の女子学生さんでも、専業主婦になりたいという割合が高いと見聞きする。需要と供給が一致すれば何の問題もないのだろう。

 

 三ヶ月くらい経った頃だろうか。A氏の掲載箇所が休会中を知らせるものに変わっていたため、どなたか良い方とお付き合いを始められたのかもしれない。A氏のように思いっきり的を絞るのもひとつのやり方だと感じる。A氏は婚活の場において意外とモテるのかもしれないと思った。

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