京都大学卒業のSE、岡田氏(34歳)
2回目にお会いした帰り道。田中の気持ちはもうわからなくなっていた。 あの不機嫌な態度には腹が立ったし、岡田氏の「何でも言うことを聞いてくれる人」になりきれる自信もない。 少しだけ共感できる部分が見つかったのは大きいが、あの無表情で田中のことを…
岡田氏と2回目にお会いした夕食時。 岡田氏の趣味である登山の話の中で、汚れた服のまま電車に乗って座席を汚してしまうことには気が引けるため、登山口まではいつも車で行くとおっしゃった岡田氏。 そういう配慮や感覚はいいなと思った。 また1つ、小さな…
「今更、恋愛感情を持てる人に出会えないからね」 と半ば恋愛はあきらめたかのような、少し冷めているかのような発言をした岡田氏。 実は、婚活を初めて間もない田中もそんな風に思うことがある。いや、でもあきらめてしまうにはまだ早い!と自分自身を奮い…
会った瞬間から不機嫌な上に、右ひじをテーブルにつきながら料理を取り、食べ始めた岡田氏。田中は注意できる立場でもない。しかし、自分ならそういうことはしないよな・・とも思った。 お会いする前に聞いていた「何でも自分の言うことを聞いてくれる女性を…
岡田氏と二回目にお会いした日。 岡田氏はビールを頼み、田中はウーロン茶にしたところ、「社会人なら相手が注文した飲み物と同じものを頼むべきだ」と言われ、一瞬固まってしまった。そしてすかさず、「まあ、いいんだけどね」と吐き捨てるように言われた。…
今後、二人の関係がどう進展していくのか想像すらできない。 初めてお会いしたその翌日に連絡をいただいた。 「次はよろしければ夕食に行きませんか」 前回は40分くらいしか一緒にいなかったし、もう少し時間をかけて知っていくのも悪くないとも思った。 …
無表情で不機嫌そうに現れた岡田氏。 前回お会いして、帰る頃には少し打ち解けた感じもしただけに、その後、何か気に障るようなことをしてしまったのだろうか、と自身の言動を振り返ってみたが、特に見当たらない。 今回も岡田氏からのお誘いで、田中が強引…
初対面の日は、40分くらいお話をしてから、近くの駅まで歩いて一緒に向かった。 お話といっても、仕事の面接を受けたかのようだった。 話が弾んだとか楽しいひとときだったということは無く、どちらかというと、淡々とお互い聞きたいこと聞いた、という感…
田中のことをじっと見ながら、仕事の面接官のような口調で質問が始まった。 田中が大学生のときに専攻していたものについて、なぜそれを選んだのか、今の仕事についてもなぜ選択したのかなど、とにかく一つ一つ「なぜ」「それはどうしてですか」と理由をたず…
仕事の帰りに岡田氏とお会いした。 指定いただいたカフェは軽食のみならず、時間帯によってはランチやディナーもいただけるようなところだった。 先にお会計をしてから席へ移動するところだったため、自分の注文したカフェオレは自分で支払おうとしたところ…
どのような女性を結婚相手として探しているのかメールで聞いたところ、「何でも自分の言うことを聞いてくれる人」という答えが返ってきてびっくりした。 この言葉から、強烈な亭主関白臭がした田中。 悪いように解釈すれば、相手を家政婦かそれに近い形で考…
婚活市場において、岡田氏は引く手あまたなのではないかと想像する。 学歴、職業、年齢、次男、身長175センチと、どれをとっても申し分ない方だけに、岡田氏を取り巻く女性陣による熱い闘いが既に繰り広げられているのではないだろうか。 ここは田中も参…
オーネットでは、登録されているリストから気に入った方に毎月8名まで自分から申請できる仕組みになっている。 このおかげで、自分からアプローチする8名以外に、田中の登録を見て申請をしてきてくださる方々とも交流をすることができる。 その中で、田中…