婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

カフェへ行くことを拒絶され その5

 昼食の後、しばらく散策をしていると、暖かくなってきたせいか無性に何か飲みたくなってきたのと、少し足が痛くなってきたこともあり、福田氏に「どこかカフェにでも入りませんか?」と提案してみた。すると、「僕、いつも思うのですが、コーヒーや紅茶一杯に500~600円払うのってすごくもったいない気がするんですよ。自動販売機ならせいぜい130円くらいじゃないですか。今日は天気もいいし、自販機で何か買ってあの川沿いに座って飲みませんか?」と言われた。

 福田氏のおっしゃることはもっともなのだが、カフェに入ることは一杯飲むだけではなく、そこで休憩することができたり、そのカフェの雰囲気を楽しんだり、一時間くらい過ごすための場所代とも考えられるのだが・・・ 

 普段、節約されるのは構わないが、誰かと会うときくらい、カフェで数百円使うことに対して、相手に向かってそうきっぱりと言えるところがある意味すごいと感心してしまった。それに、もし気に入れば結婚を考えるために会っている相手に対して、いや、そうだからこそ、金銭面での考え方を伝える手段としておっしゃったのだろうか。いやいや、単なる普段の生活の延長線上なのかもしれない。。。 田中は、一杯いくら、とかよりも少し歩き疲れてゆっくりしたいと気持ちをもう少し考えてほしかったなあ、と思った。

「あの、私がお支払いするので、カフェに行きませんか」と聞いてみたが、福田氏は首を縦に振らなかった。そういうのは無駄使いのようなものと。

 

 川沿いのベンチで買ったものを飲もう、という提案も悪くはないのだが、一杯500~600円払うことがもったいないと率直に言われた以上、なんとなく福田氏の提案通り、川沿いへ向かうことになった。

 

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