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婚活難民田中、只今迷走中!

週末引きこもりのアラサー女・田中。金曜夜は食料買い込み、月曜朝までごろ寝する。しかしこれでは本気でマズイと、自らムチ打って結婚相談所へ飛び込んだ。                                     

ボディタッチは許さない その8

 

 食事の後、細川氏ともう一軒行くことになり、着いたのはおでんの屋台風のお店だった。そのお店の狭い空間の中に容量を超えるほどの小さな椅子が並べられていたため、当然となり同士とても窮屈だ。窮屈というより、すでに肩があたる距離である。田中の右横に細川氏は座ったのだが、左側に座っているおじさんとは3センチの距離が空いてあるかどうかだ。そのおじさんが笑う度に肩が揺れて田中に当たる。あまりにも距離が近すぎて、落ち着かない。そんな田中の思いはよそに、細川氏は日本酒を頼み、おでんの具も頼み始めていた。「これとこれ、それにあれもおすすめ」といって細川氏は手際よく注文してくれた。隣のおじさんとの距離も気になるが、右側にはこちらもぴったりと、もうくっつきそうなくらいの位置に細川氏がいる。あまりにも近すぎて、田中は顔の毛穴が丸見えなのではないかと、そんなことを考えていると落ち着かなかった。

 相変わらず、細川氏は顔色を変えずにお酒を飲み、飲みながら次のお酒を注文している。これほどお酒に強い人を見たのは初めてかもしれない。暑い日だったが、その狭いおでん屋さんでは冷房がとても効いており、そんな中で熱々のおでんをいただくのはとてもおいしく感じられた。余談だが、田中は冬にこたつに入りながらアイスを食べるのが好きだ。そこのおでん屋さんでは、その逆バージョンをそれとなく楽しむことができた。

 細川氏がお酒を立て続けに飲み、一段落着いた頃だろうか。なんと、田中のふとももの上に左手をそっとおいてきた。

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